スキーの歴史研究者長内誠一氏のご紹介
2011.06.03
かねてより当会にご理解ご支援をいただいているスキーの歴史研究家の長内誠一氏から、明治末期の「札幌月寒歩兵連隊におけるスキー」の研究報告の寄稿をいただました。北海道・札幌のスキーの歴史についての論文であるので、当会会員はもとより多くのスキー愛好者に一読いただきたく、このホームページの『ライブラリー』に掲載しました。
長内氏は青森のご出身で、「大湊海軍スキー発達史」(1971年)・「大湊海軍スキー史」(2008年)などの著作のほか、青森・下北などの地方の歴史の掘り起こしを行い、長年防衛庁に勤務した方ならではの史実の掘りおこしは、スキー史・地方史の研究者からこれまでも注目され、その研究活動が期待されています。
レルヒが日本に伝えた近代スキーの歴史は、わずか100年ほどの年月しかありませんが、その歴史経過をどう理解するかに軽軽な断定をせずに、先人が記録し伝承してきた業績に敬意を払いつつ、スキーの益々の発展を期待したいものです。(相原記)
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