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曙小学校で「スキーの歴史を伝える」出前授業
2010.01.26
平成22年1月25日(月)午前9時40分から,札幌市立真駒内曙小学校(城崎則幸校長)で4年・5年・6年生の児童合計の141名に対し「スキーの歴史」と「スキー用具の移り変わり」などについて,ノルデックスキー・アルペンスキーに分けて年代ごとに講話しました。スキー靴も,皮靴・ゴム靴・プラスチック靴とジャンプ用・歩くスキー用。ストックも一本杖・竹製・合竹製・スチール製・アルミ製・ファイバー製などを説明。また,今年はカナダのバンクーバーで冬季オリンピックが開催されますが,各種目の選手を紹介。
スキー学習をする藻岩山スキー場は,明治45年3月に北海道では始めてのスキー登山をした藻岩山(531メートル)で,1月28日からスキー授業が実施されます。
この出前授業の様子は、朝日新聞社(三木一哉記者)・北海道新聞社(権藤泉記者)・北海道通信社(坂本一道記者)が取材に来校。1月26日の北海道新聞朝刊でも,写真つきの記事で報道されました。また、1月27日の朝日新聞朝刊・北海道通信社の新聞に写真記事が報道されています。
スキーの歴史とスキー用具
ノルデックスキーのスキー板。写真右から大倉山ジャンプ場で最長不倒を記録した板で単板滑走面には3本の溝があります。隣の赤い板は日本で製作した合板で滑走面には6本の溝があります。
手にしている板は距離用で単板,先端は大きなそりになっています。
スキーの歴史とスキー用具
真駒内曙小学校4年生・5年生・6年生141名が「スキーの歴史」について1880年代に間宮林蔵が樺太探検の時,現地から持ち帰った「ストー」がスキーでした。これが文献に紹介された。その後イギリスの軍人クリーフ大尉が月寒で滑ったが指導はしていない。1909年北大の前進、札幌農学校のドイツ語教授ハンス・コラー氏がスキーを学生に見せたが指導は出来なかった。1911年オーストリアの軍人レルヒ中佐が始めてスキー技術の指導をした。
スキーの歴史とスキー用具
アルペンスキーのスキー板。大正時代のスキー板は単板で滑走面に1本溝がありエッジはない。金具は皮製で踵で止める。ラグリメンからワイヤーになり踏み込みワンタッチと変わってきた。
スキーの歴史とスキー用具
年代ごとのスキー板やストックの遍歴を説明しました。
スキーの歴史とスキー用具
生徒から「スキーの歴史」や「スキー用具」についての質問が多くありました。
スキーの歴史とスキー用具
アルペンスキーとノルデックスキーの両方の良いところを取り入れた「簡単スキー」の紹介をしました。
当校の高畑先生は藻岩レルヒ会の会員で簡単スキーの指導をしますので自分の冬靴で休み時間を利用して楽しんでください。
スキーの歴史とスキー用具
簡単スキーの滑走面にはウロコ型の溝を掘り込んでいるので直進登坂が出来る。金具の前部はベルトで固定し後部はラチェット式で固定する。
スキーの歴史とスキー用具
児童会会長から「出前授業」のお礼の言葉がありました。
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